【OLIVER PEOPLES】はブランドを構成する4つのシリーズが存在します。それは、Icon（定番）、Vintage（アーカイブ）、Essence（流行）、Collaboration（パートナーシップ）。それらはブランドの幹となるコレクションで、OLIVER PEOPLESというブランドを捉える上ではわかりやすい指標でもあります。その中でもContinuer（恵比寿）で継続して提案を強める【OLIVER PEOPLES THE ROW（Collaboration）】などは以前のBlogでも取り上げることがありました。

今回はそれ以外のコレクションの中から、Continuerとして“普遍性”への共感の部分でセレクトしている〈Icon（定番）〉〈Vintage（アーカイヴ）〉をピックアップ。新しくリリースされたモデル「Cary Grant / ケーリー・グラント」と合わせて一部ご紹介しますのでぜひご覧ください。

アメリカの俳優ケーリー・グラントが映画『シャレード』で使用したアイウェアにインスパイアを受けて作られたモデル。肉厚で大ぶりなシェイプ、それとは対照的な控えめな飾りカシメのディテールが大胆さと品の良さを感じさせます。全4色で展開中です。

1988年に登場後、ロスのドジャースのオーナー、 PETER O’MALLEY が掛けていたことから名付けられました。その後、時を追うごとに多くの人に知られるようになり、オリバーピープルズのアセテートモデルの代名詞となりました。その特徴は、蝶番を固定しているカシメピンを縦列に配置することで、左右の張り出しを抑え、コンパクトにまとまったボストンシェイプがアイコンらしい佇まい。小ぶりで細く仕上げられ、繊細な印象に加え、同時に独特のカーブを描いたレンズシェイプがリラックスした雰囲気を作っているモデルでもあります。

グレゴリーペックは、アイコニックデザインであり、映画アラバマ物語でグレゴリーペックによって着用されたメガネからインスピレーションを受け、名づけられたモデルです。フロント全体をわずかに横長にし、レンズのブローラインは浅く・下部は深いカーブ、ブリッジは直線的で太く。シンプルながら抑揚をつけたデザインで、存在感のあるモデルですが、コンティニュエではサングラスバージョンをセレクトしています。同モデルらしいデザイン性を感じつつも、日常に馴染みやすい”気張らずかけれるサングラス”です。

アンディ・ウォーホルからインスピレーションされた、この象徴的なモデルは大胆で知的な雰囲気をタイムレスなスタイルで表現しています。滑らかに仕上げられた丸みのあるウエリントン型は、見た目通りの存在感と優しく知的な印象。レンズの端が少しだけ下降したラインに同ブランドらしい優雅さを感じます。

どのモデルも創業当初からブランドの根底に流れている、アメリカンヴィンテージアイウェアの系譜と、シンプルで優雅さを感じるモデルで日常に取り入れやすいコレクションばかりです。普遍的なアイウェアを探されている方などはぜひ。